まちの記憶 #90 1997年当時の四街道中学校の正門
更新:2024年6月18日
1997年5月下旬の頃
四街道中学校は昭和35年(1960年)に開校した。以前、千代田中と称した建物だ。それは軍隊の木造兵舎を転用したものだった。現在のイトーヨーカドーのある敷地に、昭和37年(1962年)に入って、初めて鉄筋コンクリート造りの本格的な校舎が完成した。右の正門後方に、太い幹が左に大きく曲った松が見える。これは嵐で損傷したものだという。この松は、中学校が和良比のめいわ地区に移転した際、一緒に移植された。
嵐に敗けず元気に育って欲しいという願いが込められている。黒い乗用車の停まっている後方の建物は、職員室になっている。懐かしい風景。
描かれた場所
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まちの記憶について
まちの記憶は、四街道市内のかつての風景と、その場所にまつわるエピソードを添えたコラムです。四街道市に生まれ育ち、その地で70年以上暮らしている画家の福田芳生が、記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで綴ります。(絵・文:福田芳生)まちの記憶について