まちの記憶 #45雑草に被われた養魚場の番小屋
更新:2022年6月15日
1998年6月中旬の頃
今から約80年前、軍都四街道には将校集会場が3ヶ所もあった。
そこでは演習のたびに宴会が開かれた。川や湖沼の無い四街道では酒の肴を用意することも難しかった。そこで養魚場を設け、コイを飼育した。それをコイの洗い、コイこくとして宴会に供した。戦後、養魚場は釣り堀になったり、埋め立てられた。この建物は、2009年に遂に姿を消し去った。
描かれた場所
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まちの記憶とは
まちの記憶は、四街道市内のかつての風景と、その場所にまつわるエピソードを添えたコラムです。四街道市に生まれ育ち、その地で70年以上暮らしている画家の福田芳生が、記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで綴ります(絵・文:福田芳生) まちの記憶について