まちの記憶 #73そはら整形外科医院の脇にあったケヤキの大木
更新:2023年8月31日
2005年8月末の頃
市街地から鹿渡本村に行くには、このケヤキの横を通らねばならない。いつも緑の葉を一杯に繁らせていた。夏には、この木陰で缶ジュースを飲みながら一休みしたものだ。
樹齢200年を超す大木だった。2016年春に切り倒されてしまった。幕末の頃、半里(約2キロメートル)ごとに植えられたという。いわゆる里程標だ。
現在、この切株のそばで若木がすくすくと育っている。図右側の丈の高い生垣は姿を消し、近くに保育園ができた。
描かれた場所
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まちの記憶について
まちの記憶は、四街道市内のかつての風景と、その場所にまつわるエピソードを添えたコラムです。四街道市に生まれ育ち、その地で70年以上暮らしている画家の福田芳生が、記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで綴ります。(絵・文:福田芳生)まちの記憶について