まちの記憶 #63四街道西中学校裏手のレトロな喫茶店“懐古館”
更新:2023年3月8日
2004年3月中旬の頃
四街道西中学校のグランド側に裏門がある。この裏門正面に、レトロな喫茶店、懐古館があった。ウインドウには、機関車の精巧な模型が飾ってあった。それは米国ペンシルバニア鉄道の主力機関車。筆者も、自転車を停めて、このブリキ製の機関車を飽かず眺めていた。本物の大型蒸気機関車は、かつて北米大陸で大活躍した。店内にはフクチャンや、ノラクロ、タンクタンクローといった戦前戦中の人気漫画が、テーブルに並んでいたという。ご主人が他界し、閉店した。それは今から約10年前のことだ。ウインドウには、今も機関車の模型が飾られている。散歩のついでに、足を運んでごらんなさい。
描かれた場所
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まちの記憶について
まちの記憶は、四街道市内のかつての風景と、その場所にまつわるエピソードを添えたコラムです。四街道市に生まれ育ち、その地で70年以上暮らしている画家の福田芳生が、記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで綴ります。(絵・文:福田芳生)まちの記憶について