次期ごみ処理施設等用地における土壌調査等について
更新:2024年8月21日
次期ごみ処理施設等用地の状況について
次期ごみ処理施設等用地(四街道市吉岡677番1他)では、平成28年2月から用地と隣接地との間にあった窪地を解消するための埋立て工事を行いました。その後、平成30年に土壌等の調査を行った結果、土壌汚染が判明したことから、土壌汚染対策法に基づく調査や任意の土壌調査等を実施しております。
現在行っている土壌調査等について
地下水モニタリング調査(令和6年度)
- 調査目的 土壌汚染による地下水への影響を確認する。
- 調査内容 次期ごみ処理施設等用地内に設置されている9本の観測井戸において、地下水の流動方向等の確認、ふっ素及びその化合物、鉛及びその化合物、水素イオン濃度の水質検査を年4回(1回/季)行う。
これまでに市が実施した土壌調査について
調査経過
土壌調査(任意調査)
地歴調査
表土調査
絞り込み調査
土壌汚染の状況を把握するための調査(任意調査)
地下水モニタリング調査(令和2年度)
深度調査
追加調査
B-B´地層想定断面図(砕石混じり層)(PDF:1,621KB)
地下水モニタリング調査(令和3年度)
地下水モニタリング調査(令和4年度)
地下水モニタリング調査(令和5年度)
土壌汚染対策法における「汚染状態に関する基準」について
- 「汚染状態に関する基準」は、長期間の特定有害物質の摂取を想定して、健康被害の防止の観点から定められています(一生涯にわたり摂取しても健康に対する有害な影響が現れないと判断されるレベル又はリスク増分が10万分の1となるレベル)。
- 一時的な特定有害物質の摂取を考慮して、急性影響の防止についても考慮されています。
土壌溶出量基準(地下水経由の摂取によるリスクに対する基準)
- 汚染土壌から特定有害物質が地下水に溶出し、その地下水を飲用することによる健康リスクに対して定められている基準で、一生涯(70年間)1日2Lの地下水を飲用し続けることを想定して設定されています。
土壌含有量基準(直接摂取によるリスクに対する基準)
- 特定有害物質が含まれる汚染土壌を直接摂取することによる健康リスクに対して定められている基準で、一生涯(70年間)汚染土壌のある土地に居住し、1日当たり子ども(6歳以下)200mg、大人100mgの土壌を摂食することを想定して設定されています。
特定有害物質について
ふっ素及びその化合物について
- ふっ素及びその化合物は、土壌や地下水等に含まれ、自然界に広く存在する物質です。
- 例えば、海水中の標準的なふっ素及びその化合物の濃度は1.5mg/Lです。
- ふっ素及びその化合物が含まれた水を継続的に飲用すると、斑状歯(はんじょうし)が発生することが報告されていることから、水道水質基準等に基準値が設定されています。
鉛及びその化合物について
- 鉛は、人の臓器や組織に通常でも存在する物質です。
- 鉛は、人体への蓄積性があることから、消化管からの吸収率が高く、最も感受性が高い乳児の代謝研究結果から、TDI(耐容一日摂取量)は体重1kg当たり1日0.0035mgと算出され、これに基づいて水道水質基準や水質環境基準が設定されています。
- 人が鉛を体内に取り込む可能性があるのは、食物や飲み水、呼吸によると考えられます。
- 体内に取り込まれた場合は血中などに分布したあと、90%以上が骨に沈着します。主に尿に含まれて排せつされますが、体内の濃度が半分になるには約5年かかり、長く体内に残ります。
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