羽田空港に関する諸課題に対する取組み
更新:2024年4月15日
市では、羽田空港に関する諸課題に対し、県及び関係市町と連携しながら対応しています。
お知らせ
更新情報
国土交通省発行の「ニュースレター地域特別号(2024年立春)」を公開しました。
令和3年2月1日から、国土交通省の羽田空港航空機騒音・落下物等に関するお問い合わせ番号が一本化されました。
羽田空港航空機騒音・落下物等に関するお問い合わせ先について(PDF:1,476KB)
新飛行経路(都心上空ルート)の運用開始について
国土交通省は、増加する訪日外国人旅行客等の対応や日本の国際競争力の向上、東京オリンピック・パラリンピック開催等、首都圏空港のさらなる機能強化(羽田空港の国際線発着枠の拡大)のため、令和2年3月29日より都心上空を通過する新飛行経路(都心上空ルート)の運用を開始しました。当市においては、羽田空港の着陸機の運用が南風時運用の場合において、午後3時から午後7時の間の3時間は当市上空を4,500フィートで飛行していた航空機が9,000フィートで飛行することになります。
羽田空港に関する諸課題
航空機騒音問題
平成22年10月21日、羽田空港の4本目の滑走路(D滑走路)の供用が開始されたことに伴い、南風好天時の午前6時から午後11時までの間、羽田空港に着陸する航空機が当市上空を4,000フィート(約1,200メートル)の高度で通過するようになり、航空機による騒音が問題化しました。
千葉県及び当市を含めた関係各市は、国に対して、ルートの分散化や高度引上げをはじめとした騒音軽減策について要望してきましたが、これを受けて国が飛行ルートの見直しを行なったことで、当市上空での通過高度が4,500フィート(約1,350メートル)に引き上げられました。(平成26年3月6日から試行運用を開始し、平成27年4月2日から本運用を開始しています。)
しかしながら、飛行高度の引き上げに伴って、ルートが東に5キロメートル程度移設されたことで、千代田、旭ケ丘、みそらをはじめとした当市東部地域の上空を通過することとなり、新たな地域での騒音問題の発生につながっているのが現状です。
脚注:なお、現行の飛行高度として示されている4,500フィートは、羽田空港の着陸機が進入開始高度まで降下する際に想定される、当市上空での通過高度を示すものです。気象状況等により変動することもあり、維持すべき高度が示されたものではありません。
- 航空機騒音苦情の状況
平成29年度から令和5年度末までに市に寄せられた航空機騒音苦情の状況は、下表のとおりです。
年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
苦情件数 | 9件 | 11件 | 8件 | 0件 | 2件 | 4件 | 6件 |
機能強化に向けた国の取組み
羽田空港では、D滑走路等の整備による再拡張事業を通じ、平成26年3月には発着容量(昼間時間帯)が約40.7万回になりましたが、国土交通省の予測によると2020年代前半には、現在の計画処理能力の限界に達する見込みとなっています。
このため、国は、羽田空港機能強化に向けて様々な取組みを進めています。
機能強化に関する情報や取組みの詳細等は、国土交通省のホームページから確認できます。
羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会
市では、羽田再拡張事業に関する航空機騒音問題をはじめとした諸問題に対応するため、千葉県及び当市を含めた関係25市町で構成する「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」に参加し、騒音の軽減策を国に要望するなど、改善に向けた取組みを行なっています。
羽田空港機能強化に関する連絡調整部会
羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会では、国からの羽田空港の機能強化に関する説明の受け皿として「羽田空港機能強化に関する連絡調整部会」を設置しており、当市も参加しています。
羽田空港の航空機運用に関する「市民相談会」
現在の飛行経路の影響軽減と羽田空港の機能強化の取組についての最新情報をお知らせするとともに、地域の皆様の相談にお応えするため、国土交通省の主催による「市民相談会」が開催されています。
羽田空港のこれから(ニュースレター)
羽田空港機能強化に関する地域とのコミュニケーションの状況等をお知らせするため、国土交通省では、ニュースレターを発行しています。
ニュースレター地域特別号(2024年立春)(PDF:570KB)
過去のニュースレターの各号及びニュースレター地域特別号の各号は、国土交通省のHPから確認することができます。
要望書の提出等
市では、上述の協議会等と連携を図りながら国との協議を行い、騒音の軽減に向けた要望を継続的に実施しています。
関連情報
羽田空港の機能強化に関する国土交通省のホームページです。
羽田空港に関する諸課題についての千葉県のホームページです。
問い合わせ先
航空機騒音など、羽田空港の運用に関するお問い合わせは、次の問い合わせ窓口までお願いします。
問い合わせ窓口
〒144-0041
東京都大田区羽田空港3-3-1
国土交通省東京航空局東京空港事務所
電話:03-5757-3032(月曜日から金曜日の午前9時から午後6時、祝日を除く)
『国土交通省「羽田空港のこれから」コールセンター』
電話:0570-001-596(IP電話:050-3655-5960)(午前7時から午後8時、土曜、日曜、祝日を含む)
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