蚊媒介感染症・ダニ媒介感染症について
更新:2023年9月21日
蚊・ダニに注意
気温が高い時期には、肌の露出が増え蚊やダニに刺されたり、咬まれたりすることにより感染する病気があります。
蚊媒介感染症について
蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。
主な蚊媒介感染症には、ウイルス疾患であるデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、原虫疾患であるマラリアなどがあります。
日本においては日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症としてみられていますが、デング熱に関しては2014年に国内感染例が報告されました。
ダニ媒介感染症について
ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることによって起こる感染症のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに刺されることがあります。
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺された人が病気を発症することがあります。
蚊やダニに咬まれないポイント
蚊の幼虫(ボウフラ)が発生する水たまりをなくすことが効果的です。1週間に一度はバケツや植木鉢の受け皿などに雨水がたまらないよう裏返したり、空き缶や古タイヤ等、水たまりの原因となるものは全て片付けましょう。
蚊に刺されにくくするためには、皮膚が露出しないように、長そでシャツ、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きを避けましょう。また虫刺され防止薬などを肌の露出部にむらなく塗布し、屋外で長時間活動する際は、定期的に塗りなおすことが効果的です。
ダニ対策として、帽子・手袋・首にはタオルを巻き、シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れましょう。野外活動後は入浴し、ダニに咬まれていないか確認しましょう。