亀崎ばやし
更新:2024年4月1日
四街道市無形民俗文化財 亀崎ばやし
四街道市無形民俗文化財
素朴で飾り気のないお囃子と農村寸劇
旧拝殿で舞い踊る白きつねときらく会
- 例祭:毎年10月
亀崎囃子は、南北朝時代の創建(永和年間・1375年から1379年)と伝わる亀崎熊野神社(旧熊野弐社大権現)の例祭で奉納される伝統神事です。保存会「喜楽会」の方々が、ひょっとこ、おかめ、白きつね、獅子舞などの面をかぶり、御囃子に合わせ演じます。
この御囃子は、江戸の神田囃子、坂東の将門囃子を源流とする印旛郡岩戸村・船穂村の御囃子から、亀崎村と内黒田村が明治20年代に手ほどきを受けたものが伝承されています。
大正年間(1912年から1926年)には成田・佐倉のお祭りにも遠征していました。かつて亀鶴山清久寺で演じていた民話に基づく農村寸劇も伝承されており、河童釣り、狐捕りの演目を各地で披露しています。伝承当時の素朴で変わりない郷里・農村の伝統芸能として約120年間守りつづけられています。
平成15年(2003年)3月1日に四街道市の無形民俗文化財に指定されました。
この喜楽会には神楽や猿楽・能楽のお面が遺されており、かつては奉納神楽・能・狂言などが行われてたことがわかっています。亀崎熊野神社の境内石塔には延享年間(1740年から)に拝殿が建立されたことが記されており、少なくとも江戸初中期には神楽などが奉納されていたと考えられます。口伝では300年前には例祭が行われていたと伝わっています。
- 例祭(にんば・獅子舞)、四街道市産業まつり(河童釣り・狐捕り)等でご覧いただけます
- 公演依頼募集しています
- 写真:故清野文男(権利者の許可なく転載等することは法律により禁じられています)
亀崎ばやし with はちみつ
2018年産業まつりにて
亀崎囃子喜楽会では、内黒田・市内近隣、特定非営利活動法人「はちみつ」のスタッフが新たに加わり活動しています。御囃子・演者の参加応相談しています。郷里の伝統芸能を体感しませんか。
亀崎熊野神社 御祭神
主祭神
亀崎熊野神社拝殿
- 伊弉諾命(イザナギノミコト)
- 伊弉冉命(イザナミノミコト)
- 速玉男命(ハヤタマノオノミコト)
- 事解男命(コトサカノオノミコト)
- 平成25年本・拝殿を再建いたしました。
- 旧別当寺:臼井台実蔵院末寺新義真言宗林光院(明治元年廃寺)
下手狛犬
上手狛犬
境内社
天照皇大神を始めとする境内社
- 五社様(天照皇大神・埴安媛命・倉稲魂尊・大己貴命・少彦名命)
- 三峯大神
- 天満宮
- 子安神社
- 痘瘡大神
- 金刀比羅
- 大巳貴命
- 大黒天
皇産霊大神と大六天神
- 皇産霊大神(古墳跡に鎮座)
- 大六天神(古墳跡に鎮座)
- 境内林(御神木・市指定文化財天然記念物)
- 子授けの御神木
所在地
- 千葉県四街道市亀崎1番地
- JR物井駅・佐倉駅よりタクシーで10分
- JR物井駅より千葉内陸バス「バードヒル池花」行き「南小学校入口」下車、徒歩20分
- JR四街道駅より千葉内陸バス千代田団地行き「千代田団地第2」下車、徒歩15分
- 駐車場:亀崎熊野神社裏手 数台分(大型車進入不可)
亀崎熊野神社の地図
文化財を見学される方へ
マナーを守りましょう
- 出発前に文化財の所在地を確認してから出かけましょう。
- 文化財の中には現在でも信仰の対象になっているものがあり、失礼のないように見学しましょう。
- 私有地や神社などの建物の中に、無断で入ることのないようにしましょう。
- 文化財には非公開のものがありますので、事前によく調べるようにしましょう。
- 個人所有の文化財や、寺社及び仏像などは保管・管理の都合上、見学できないものがあります。
- 文化財を大切にする気持ち同様、動物や植物も傷つけないようにしましょう。
- ゴミは思い出といっしょに、家まで持ち帰りましょう。
お問い合わせ
教育委員会教育部文化・スポーツ課文化振興係
「亀崎ばやし」まで
電話:043-424-8934
FAX:043-424-8923